CONCEPT

『元気でおだやかに暮らすニワトリさんが産んでくれるたまごは美味しくいただけるはず』

 

そんな想いで私は京都府の真ん中あたりにある「かやぶきの里」として知られる南丹市美山町で平飼いたまごの養鶏農家を始めました。
日本の原風景が広がる山あいの集落に私の養鶏場はあります。

 

皆さんはご存知でしょうか。
ニワトリさんは1日約1個、たまごを産んでくれます。そして日本人は1日約1個の卵を消費しています。ニワトリさん1羽が私たちひとり一日分の卵をまかなってくるために毎日一生懸命たまごを産んでくれています。

 

現在、スーパーなどのお店にはいろんな種類のたまごが並んでいます。

殻の白いたまご。
殻の赤いたまご。

黄身の色が濃いたまご。
黄身の色が薄いたまご。

黄身の味が濃いたまご。
黄身の味が薄いたまご。

殻の硬いたまご。
殻の薄いたまご。

大きなLサイズのたまご。
小さなSサイズのたまご。

栄養機能強化としてビタミンやヨード、葉酸などが通常の何倍も含まれているたまご。

10個100円の特価で売られているたまご。
1個100円で売られているたまご。

有精卵のたまご。
無精卵のたまご。

ケージで飼われているニワトリさんが産んだたまご。
平飼いで飼われているニワトリさんが産んだたまご。
放し飼いで飼われているニワトリさんが産んだたまご。

 

これまで養鶏農家や養鶏関係者の努力によっていろんなたまごがつくられてきました。わかりやすいところでは「物価の優等生」として安い値段で届けるための企業努力は凄まじいものがあります。
でも一番頑張ってくれているのは、ニワトリさんだと私は思っています。

 

「1日約1個、ニワトリさんはたまごを産んでくれます」と先に書きましたが、本当は「産ませています」。

ニワトリさんの原種といわれる赤色野鶏は春に数個から数十個しか卵を産みませんが、現在のニワトリさんは毎日卵を産むよう品種改良されています。
そして毎日たまごを産ませ続けるために秋や冬には春と同じ日照時間になるように朝と晩に点灯しています。
本来ならたまごを産んで3週間温めてひなに孵(かえ)すのですが、家畜として改良が進んだ現在のニワトリは遺伝的にひなに孵すことが無く、すぐ次のたまごを産む準備に入ります。

ニワトリは本来10年近くは生きる動物だそうです。
でも私の養鶏場では産卵率が落ちてくる、生まれてからたった2年弱をメドに廃鶏として業者さんに引き取ってもらっています。
歳をとったニワトリの産卵率は落ちるので、産んでくれる卵の量と産卵に関係なく毎日食べる餌代を天秤にかけています。私にとってニワトリさんはペットではなく「家畜であり経済動物だから」です。

 

たまごを産んでくれるニワトリさんにとっては毎日が春で、5倍以上のスピードで一生が進んでいます。
私たちが毎日たまごを食べるために毎日頑張ってくれています。
そして寿命を待たずして一生を終えます。

 

うちのニワトリさん達は「平飼い」という鶏舎の中で羽を広げ自由に動き回り、自由に餌や水の飲める環境で過ごしています。
ニワトリさんにとってこの飼い方がベストで望んでいる環境なのかは正直わかりませんが、凝縮された時間の中でニワトリさんにはより充実した一生を送って欲しいと考え選択しました。
もちろん飼い方だけではなく毎日食べる餌や水にも気を配っています。

 

私は「たまご農家」ではなく「養鶏農家」です。たまごを産むのはニワトリさんでたまごをニワトリさんが産んでくれなければ何もできません。
私は「人間にとって美味しいたまごをつくる」よりというよりも先に「ニワトリさんが元気で健康に育ってくれること」に目を向けています。
ニワトリさんは「家畜であり経済動物」であっても「たまごを生産する機械」にしたくない。

元気でおだやかに育ったニワトリさんが卵を産んでくれる。

美味しいたまごを産ませるのではなく、産んでくれたたまごを美味しく頂く。

 

パックに入って売られるたまごは、それぞれ違うニワトリさんが産んでくれています。
だからうちのニワトリさんが産んでくれるたまごは殻の色も形も、黄身の色も味も、白身の色も味もすべて違います。
十鶏十色。
そのひとつひとつのたまごを産んでくれたニワトリさんを想い味わって頂けるとうれしいです。
きっと美味しく感じていただけると思います。

そして美山の美味しい水、美味しい空気、豊かな自然に囲まれた風景、平飼いでのびのびと育っているという背景を感じて頂きながら美山の平飼いたまご美卵〜みらん〜を召し上がって頂けるとうれしいです。

戸川養鶏場
戸川倫成

 

美卵オンラインショップ

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